日プと安藤くんとシクパと私
私は、安藤誠明くんを応援している20代後半の社会人である。
PRODUCE101JAPAN(以下、日プ)に出会ったのは
ユーチューブの1分間PRの今西正彦(以下、彦)くんの動画が急上昇になっていたことからだ。
私はもともと韓国のとあるグループが好きだから韓国でのオーディション番組が日本に来ることはなんとなくでは把握していた。しかしながら全く見るつもりはなかった(韓国も未視聴)
彦の動画は結構衝撃で、言い方はあれかもしれないが「とんでもないもの(人生において見慣れていなかったので許してほしい)を見たかもしれない」と思った。
だからこそ他の子も見てみようと思わせてくれた、今となれば彦は偉大だった。安藤くんにダンス教えてくれてありがとうと今は切実に思っている。
そして私は出会うのだ。超絶顔面国宝の安藤誠明くんに。
「一人だけ異次元に輝く男性がいる。そして話し方がとても紳士的。好青年。なおかつTシャツの話でほとんど終わってるではないか!!天然なのか?そして何より日本男児が過ぎる。この子がデビュー出来ない世界はどう考えてもおかしい。私この子がデビュー出来ないなら日本は本当にどうかしてしまうから、意地でも私がデビューさせると。投票する」とオタク心が勝手に走り出した。
しかし、私はすぐに自分と葛藤するのだ。私より年下である事実と。
私の中で、一番の推しはタメか年上じゃないと嫌だった。あらゆる人生の憧れも含めて応援したいタイプだからだ。
だから最初の方はひっそりと一人で応援しようとアカウントも作らず投票だけしていたのだ。(年下にハマった自分を認めたくなかっただけ)
そして私は初回放送でシックスパックスという3人組に出会う。彼らは歌がうまい、ダンス未経験者。だけど歌だけで私は充分魅了されて虜になっていた。
シックスパックス(以下、シクパ)とは安藤誠明くんが所属していて、他二人は與那城奨くんと河野純喜くんだ。(番組側が筋トレが趣味な彼らをただ集めただけの、偶然の産物といってもおかしくない)
與那城くんの歌の安定感とビジュアルも気になったけど、河野くんのソウルフルな歌声にも同時に圧倒された。全員レベル分けでB評価だった。抱き合って喜ぶ彼らが眩しくて、可愛らしくて素敵だった。
そしておいおい、皆年下じゃねーか
と私は思いながら、気付いた時にはどうでもよくなったのだ。年下だろうがなんだろうが私はきっとこの3人をデビューさせるためにこの番組に彦によってつれてこられたのだと。
最初の順位は順調だった。安藤くんは4位だった。しかし徐々にその順位は地味に落ち、増えることのない放送分量に嘆いた。(シクパ全員本当に分量が不足していた)ツカメを踊る安藤くんは確かにダンス未経験が出ていたし、上位陣は圧倒的ダンサー達。私もダンサー達にはカッコいいと唸らせられたし、上位にいる練習生を否定することはできなかったし、する気もなかった。だが下がる安藤くんの順位に、私の気持ちとは裏腹に世間の意向とは今後更にかけ離れていくのではないかと不安になった。
そうだ、この番組、一人でこっそり見てるだけじゃダメなんだ!沢山の安藤くん推しの仲間達と、彼の魅力を発信していかないと掴めるチャンスも掴めなくなるのだと。そしてツイッターのアカウントを開設することになる。
いつだって前向きな発言と行動と、彼の努力でステージ評価でのパフォーマンスは全て素敵なものだった。ダンスはツカメのぎこちなさと比べたら雲泥の差といっていいほどの成長を遂げた。そして彼は3回共メインボーカルを成し遂げてくれた。ダンスも歌も全てにおいて他の練習生の支えがあったことは言うまでもないが、どんな時もポジティブな彼だからこそここまで成長したと私は考えている。どちらにしても周りの練習生達に大いに感謝である。
でも私は未熟でいつだって前向きに応援できないことや納得いかない評価もあった。その度、推しである安藤くんに気付かされる。彼はいつだって前向きに誠実に明るく生きているんだから、私も負けてちゃダメだと。
ここまで推しが誇らしいのは本当にありがたかった。
顔面がかっこいいだけと言われていたあの頃の彼はもういない。そしてかっこいいだけじゃなく、リアクションは大きく、時々見せるかわいい面は5歳児のようだと愛された。いつでも周りを称える彼の姿勢を批判するものもいなかった。ダンスをしながら歌も歌えるようになった。
でもそこから彼自身の成長面ではなく、ただただ順位だけが伸び悩んだ(彼の魅力は増したし、成長も半端なかったのに)。その魅力は確実に広まるけど1pickには辿り着かない。そして悲しくも彼から、違う練習生が1pickになっていくのも目の当たりした。それは彼が初見さんの目に入り、日プの沼に引きずり込む力を物語るが、そこから先は何個にも岐路があることを意味していた。最後まで安藤くんに繋がる道はたった1本しかないのだ(新規の入り口、それはそういう悲しき役割でもあると私はアイドル応援の経験上思う)
安藤くん推しは今後もこれと戦う必要がある、もちろん安藤誠明くん本人も。
とにかくサバイバルは私には向いてなかった。放送が進むほどに好きになる子は沢山いた。もちろん安藤くんやシクパの二人は越えられなくとも、デビューしてくれたら嬉しいなと思う人達は増えていった。まぁ、それもどれも安藤くんとの絡みからくるものが多数だが。タマレボ1班を愛し、why組を愛し、BO組を愛した。
とてもサバイバルなんて向いてなかったのだ。
気持ちと裏腹に脱落や辞退者が出た。
アイドルとしてデビューするという夢を持つ男性101人から始まったオーディションは現在35人まで絞られ、夢を持ち皆の支えとなった偉大な練習生をさらに一人失い、切なくも34人になった現在、私はこれを書いている。
安藤くん以外にも頑張ってほしいな~と思ってた子や、なぜか気になる子の中にはすでに脱落してしまった子ももちろんいる。
次の放送でさらに20人に減るのだ。
そしてその次の最終回で11人のデビューメンバーが決まる。9人は必然的に一般人に戻ることになるのだ。
私は安藤誠明くんをデビューさせたい。船のエンジニアだった彼を一般人に戻し、海にかえすなどできない。その気持ちだけから、いつの頃からか、シクパ揃ってデビューさせてあげたい。あわよくば安藤くんがデビューしてからも安心して活動できるメンバーや、スキルのある子も全員デビューさせたいと。どんどん欲張りになっていた。
でも次からの投票は1pick制だ。GyaO!だけでなくソフトバンクからも投票できる日プは実質最後まで2pickが可能だ。ただ以前のように彼を想って彼以外にも心置きなくいれることが出来た時代はおわったのだ。
これからの私はまず安藤誠明を必ずデビュー圏内から外さないことが重要なのだ。
私は自分の心のまま安藤誠明に投票する。
私はもし仮に自分が他の人にいれた1票で何よりも大切で初めの目的だった安藤くんのデビューを逃したら笑えないからだ。
でも同じように何人かを平等に愛する素敵な心を持つ人もいる。そういう人はぜひ最後まで平等にその人たちに投票してほしい。堂々と投票してよいのだ。ローテーションの投票も素敵な愛ではないか。その1票も左右する大切な同じ1票なのだと少なくとも私は思っている。
ただ、ひとつだけ言いたいのは推しは決まってるけど、センターはこの子がいいとか、他に順位が低い子に入れてその子もあわよくばデビュー圏内に!と思ってるかただけは考え直してみてほしい。その結果推しだけが圏外に押し出される可能性があることを理解した上で考え直してほしい。
ただ、これはあくまで一人の意見で
誰にいれようが実際はその人の勝手だ。
私たちシクパ箱推しは
シクパ全員がデビュー圏内に入れる実力があること(最新順位でのみだが)そして3人それぞれ均等に愛されてることを加味して、そして何よりも彼らを信じて
箱推ししてるといいつつ、今回は推しが決まってるものは推しに投票を!とお話している。
他のシクパはその推しにお任せしようと、そしてデビュー後に再会の約束をしてるのだ。
もちろん選べない人は先程書いたようにローテーションで構わないのです!!それも愛、どれも愛なのだ。
私はシックスパックスには良き仲間はもちろん、良きライバルであってほしいと思う。歌もダンスもその方が3人とも成長できるから。
でも私はその良きライバルがデビューを争うライバルではあってほしくないのだ。
その反面、シクパ推しは薄々勘づいている。
『彼らがもっともデビュー圏内ギリギリの少ない椅子争いを強いられるであろう練習生同士であること』を
だからこそ、
3人の力を信じ、3人の推しの力を信じ、ここは今少しだけお互いの健闘を別の場所から祈るべきだと。
それが結果として、シクパ箱推しが求める
シクパ全員でデビューを成し遂げる最善策だと信じている。
これが出来るのも、シクパの3人が皆魅力的で人気に圧倒的な差がないことをなんとなく感じているからかもしれない。
そして3人には、最初のレベル分けでB評価をもらい抱き締めあったように
3人共デビューが決まり、最終回に抱き締めあう姿を心から望んでいる。
私は自分の気持ちに忠実に投票するし、応援する
だからどうか皆様も推しは違えど自分の気持ちを何より大切にして
後悔ないように応援し、一緒に優しく日プを最終回までみていてほしい。私と一緒に